6月に、1歳の子どもを連れて道東・札幌周辺を5泊6日で巡ってきました!
知床を中心に、湖や温泉、大自然を満喫するプランを詰め込んだややハードな子連れ旅。
スケジュールはちょっとタイトでしたが、その分見どころは盛りだくさん。1日ずつ振り返っていきます!
市場グルメの名所!釧路の台所「和商市場」
和商市場(わしょういちば)は、釧路駅のすぐそばにある地元密着型の市場で、「釧路の台所」とも呼ばれています。観光客にも地元民にも人気のグルメスポットで、特に有名なのが自分好みの海鮮丼を作れる「勝手丼」です。


勝手丼の楽しみ方
市場内のお店でまずご飯を購入し、各鮮魚店で好きなネタを選んでその場でトッピングしてもらうシステム。ウニ・イクラ・ホタテ・カニ・サーモンなど、釧路ならではの新鮮な海鮮がずらりと並びます。自分だけの“オリジナル丼”が作れるのが魅力!


市場のその他の魅力
- 新鮮な魚介類や乾物、お土産などを扱う店がずらり
- 地元グルメや珍味も手に入る
- 早朝から営業しているため、朝ごはんスポットとしてもおすすめ
アクセスと基本情報
- 釧路駅から徒歩約1分という好立地
- 営業時間:通常は 8:00〜17:00(店舗により異なる)
- 定休日:日曜・祝日が多いが、時期によって変動あり



牡蠣好きの妻は仙鳳趾(せんぽうし)産の生牡蠣を食べていました。買ったその場で食べれるように割って出してくれます。店員さん曰く、厚岸の牡蠣よりも安くて美味しいのだとか!
レトロな空気が漂う「釧路駅」へ立ち寄り
和商市場から歩いてすぐの場所にある釧路駅にも足を運びました。釧路の玄関口として長年親しまれてきた駅で、昭和の雰囲気が色濃く残るレトロな佇まいが印象的でした。
改札や構内の案内表示、ベンチや時計など、どこか懐かしい空気が漂っていて、鉄道好きでなくても楽しめる味わい深さがあります。ちょっとした散歩がてらに立ち寄るにはぴったりのスポットでした。






壮大な自然を一望できる「釧路市湿原展望台」へ
釧路駅を後にし、レンタカーで釧路市湿原展望台へ向かいました。市街地から車で30分ほどの距離ですが、景色は一気に大自然のものに変化。徐々に広がる湿原の風景に、ワクワクしながらのドライブになりました。


釧路市湿原展望台とは?
釧路市湿原展望台は、北海道釧路市が運営する市立施設で、日本最大の湿地・釧路湿原を一望できる展望スポット。湿原の生態系や成り立ちを学べる展示施設も併設されており、自然観察と学びの両方が楽しめます。
晴れた日には、広大な湿原の先に阿寒の山並みまで望むことができるほか、時間があれば周辺の遊歩道「サテライトコース」を歩くのもおすすめ。地元・釧路の自然とじっくり向き合える施設です。
観光のポイント
- 展望室:ガラス張りで湿原を一望できるビュースポット
- 自然展示室:湿原の動植物や気候、環境保全について学べる常設展示が豊富
- 屋外展望台(サテライト展望台):少し歩いてさらに高い場所から湿原を望めます
- 散策路(サテライトコース):アップダウンあり、約2.5km(所要約40〜60分)
入館料・所要時間
大人480円/小・中学生110円
展望台と展示室のみの見学なら30分〜1時間ほど。散策路も歩くなら1〜1.5時間程度。
アクセス
釧路駅から車で約30分
釧路空港からも約30分と好アクセス
阿寒湖畔で出会う、アイヌ文化の息づく村「アイヌコタン」へ
釧路市湿原展望台を後にし、車で約1時間ほど。釧路の湿原地帯から山あいを抜けて、今度は神秘的な湖「阿寒湖」へと向かいました。
目的地は、阿寒湖の湖畔にあるアイヌ文化の集落「阿寒湖アイヌコタン」。山と湖に囲まれた小さな集落で、北海道の先住民族アイヌの伝統が今も色濃く残る場所です。




阿寒湖アイヌコタンとは?
阿寒湖アイヌコタンは、北海道釧路市の阿寒湖温泉街にある、アイヌ文化を今に伝える集落(コタン)です。
約120人ほどのアイヌの人々が暮らしており、民芸品店、食事処、そして伝統舞踊を鑑賞できる劇場などが軒を連ね、訪れる人々にアイヌ文化の魅力を伝えています。
阿寒湖温泉の観光とセットで訪れる人が多く、特に夜に行われる「イコロシアター」での伝統芸能公演は必見です。
観光のポイント
- アイヌ工芸品の店:木彫りのフクロウや熊、刺繍小物などの民芸品が多数
- 飲食店:アイヌ伝統料理を現代風にアレンジしたメニューも
- 阿寒湖アイヌシアター イコロ:ユネスコ無形文化遺産に登録された「古式舞踊」などが見られる劇場(有料)
入場料と所要時間
コタン自体は入場無料。シアター公演は大人2200円程度(公演内容による)
30分〜1時間程度(劇場公演を含めると+1時間ほど)
アクセス
釧路市内から車で約1時間
阿寒湖温泉街の中心部に位置し、駐車場もあり



阿寒湖の自然の中に、文化がしっかり根付いた空間でした。木彫りの工芸品もひとつひとつ味があって見ていて面白かったです。
北海道開拓の歴史を学ぶ、リアルな体験型ミュージアム「網走監獄」
釧路湿原を後にし、次は車を北に走らせて網走市へ。目的地は、日本で唯一の監獄博物館「博物館 網走監獄」。






網走監獄とは?
北海道開拓の歴史とともに歩んだ、実在の刑務所を移設・保存した屋外型博物館。「日本最北の刑務所」として知られた網走刑務所の建物をそのまま移築し、囚人たちの過酷な労働や生活、当時の刑務所制度について学べる貴重な施設です。明治期の木造建築が残る広大な敷地は、歴史を“体験”する場として多くの観光客に親しまれています。
観光のポイント
- 見応えのある建物群:明治時代から昭和初期にかけて実際に使用されていた房舎や見張所などを公開。特に「五翼放射状舎房」は必見。
- リアルな展示:囚人たちの生活を人形や当時の道具とともにリアルに再現。北海道開拓の裏側に触れられます。
- 広大な敷地:敷地内はとても広く、ゆっくり歩いて回ると1〜2時間ほど。途中で軽食をとれるカフェも併設されています。
- 子連れでも◎:やや重いテーマながら、模型や映像が多く、大人も子どもも興味を持って見学できます。
アクセス
- 釧路市内から車で約2時間30分(道の駅での休憩を挟んでのんびり移動)
- 女満別空港からは車で約20分



囚人たちのリアルな人形にちょっとびっくり!建物も本当に当時のままで、北海道の開拓ってこんな過酷だったんだな…と実感しました。見応えたっぷりで、ここはぜひ一度訪れてほしい場所です!
女満別空港から札幌へ!プロペラ機でひと味違う空の旅




女満別空港からは、北海道エアシステム(HAC)のプロペラ機に乗って札幌丘珠空港へ。搭乗の際には、なんと滑走路を自分の足で歩いて機体に向かうスタイル!間近で見る小型機の姿にワクワクしながら、非日常感を味わえました。
飛行中は、北海道らしい広大な景色が眼下に広がり、低空飛行ならではのダイナミックな眺めを楽しめます。約1時間のフライトでしたが、思い出に残る移動時間となりました。



滑走路を歩いて乗り込む体験が新鮮!機体がすぐそばに見えてテンションが上がりました。プロペラ機の音や揺れも旅のアクセントに。空からの道東の景色も見ごたえありでした!
夜の札幌に到着、「札幌グランドホテル」で旅の一区切り


札幌丘珠空港に到着したのはすでに夜。そこからバスで市内中心部へ向かい、「札幌グランドホテル」にチェックインしました。
道東を走り抜けた長い一日を振り返りながら、落ち着いたホテルでようやくひと息。旅もいよいよ終盤へと向かっていきます。
釧路の朝市から始まり、湿原の自然、アイヌ文化、そして網走監獄の歴史に触れた1日。道東を駆け抜け、夜には札幌の街へとたどり着きました。旅は終盤へと差し掛かりますが、まだまだ見どころは満載です。次回は札幌観光の様子をお届けします!
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