6月に、1歳の子どもを連れて道東を5泊6日で巡ってきました!
知床を中心に、湖や温泉、大自然を満喫するプランを詰め込んだややハードな子連れ旅。
スケジュールはちょっとタイトでしたが、その分見どころは盛りだくさん。1日ずつ振り返っていきます!
羽田から女満別空港へ

今回のフライトは、朝6時55分発のJAL565便で女満別空港には8時35分に到着しました。朝がかなり早かったので、少し眠気もあり辛かったですが、その分渋滞なくスムーズに空港へ移動できたのは助かりました。
搭乗前は、子ども連れということで空港の授乳室やおむつ替えスペースを活用。機内ではお気に入りのおもちゃやスマートフォンの動画を見せながら過ごしました。約1時間40分のフライトは、子どもも比較的おとなしくしてくれてホッと一安心。
女満別空港に降りると、北海道らしいひんやりした空気が迎えてくれて、一気に旅気分が高まりました。地方空港ならではのコンパクトな作りで、荷物の受け取りや出口までの移動もスムーズ。子連れ旅にはありがたいポイントです。

レンタカーで摩周湖へ
女満別空港に無事到着し、レンタカーを借りていざ出発!…のはずが、1歳の息子に異変が起きました。なんと、急に39度の高熱が出てしまったのです。子連れ旅のハプニングに動揺しつつも、予定は一旦忘れてすぐに近くのクリニックを探すことに。
幸い、弟子屈町のクリニックで解熱剤をもらい、息子の体調は少し落ち着きました。ずっと寝ているわけでもなかったので、無理のない範囲で観光を進めることに決めました。心配しながらの旅でしたが、何よりも家族の安全が最優先です。
そんな中、改めて摩周湖へと向かいました。

摩周湖とは?

摩周湖(ましゅうこ)は北海道・弟子屈町にある、世界有数の透明度を誇るカルデラ湖。霧が多く発生することから「霧の摩周湖」とも呼ばれ、その神秘的な景色は訪れる人を魅了します。
天気が良ければ、摩周ブルーと呼ばれる深い青の湖面が姿を現し、遠くに中島を望む絶景が広がります。晴天時と霧に包まれた時で、まったく異なる表情を見せるのも魅力のひとつ。
観光のポイント
- 展望台:第一展望台・第三展望台があり、いずれも駐車場併設。特に第一展望台はアクセスも良く人気スポットです。
- 入場料:湖自体は無料、駐車場は有料(第一展望台:普通車500円程度)。
- 所要時間:展望台だけなら30分程度、景色をじっくり楽しみたいなら1時間ほど。
アクセス
- 女満別空港から車で約1時間10分
- 川湯温泉からは約20分とアクセス良好
摩周湖カムイテラスでランチ
摩周湖第一展望台に併設された「カムイテラス」で、ランチとデザートを楽しみました。大自然を眺めながらの食事は、それだけで特別な時間に感じられます。
この日いただいたのは、
- 摩周湖辛旨カレー
野菜やお肉がたっぷり入ったスパイシーなカレーで、程よい辛さと旨味のバランスが絶妙。名前の通りピリッとした刺激もある本格派な味で、食が進みました。 - 摩周ブルーソフト
摩周湖の澄んだ青をイメージした鮮やかな見た目が印象的!ラムネ風味でさっぱりとした甘さ。景色との相性も抜群で、つい写真を撮りたくなってしまう映えスイーツです📸


カフェスペースからは湖を一望でき、天気が良ければ青く澄んだ湖面と空が広がる最高のロケーション。観光の合間にぴったりの癒しスポットでした。
川湯温泉エリア&硫黄山へ
ランチの後は、摩周湖から車で移動して川湯温泉エリアへ向かいました。
レトロで静かな「川湯温泉駅」
摩周湖から車で30分ほど走ると、川湯温泉駅に到着。
ここはJR釧網本線の駅で、温泉地の玄関口ともいえる場所ですが、観光客でごった返すようなことはなく、のんびりとした空気が流れています。

木造の趣ある駅舎は、どこか懐かしさを感じるレトロな佇まいで、鉄道ファンにも人気のスポット。
駅の前には無料の足湯があり、誰でも気軽に立ち寄ってひと休みできるのが嬉しいポイント。お湯はしっかりと温泉の香りがして、短時間でも足元からじんわりと温まります。
駅構内にはカフェが併設されていることもあり、天気が悪い日でもちょっとした休憩スポットとしても便利。観光の合間に立ち寄るにはぴったりの場所でした。
大地の息吹を感じる「硫黄山(アトサヌプリ)」
その後は、すぐ近くにある硫黄山(アトサヌプリ)へ。
「アトサヌプリ」とはアイヌ語で「裸の山」を意味し、木々のない荒々しい岩肌と白い噴気が特徴の活火山です。

山の麓に広がる遊歩道を歩くと、すぐ目の前でゴウゴウと音を立てて噴き出す蒸気や、地面から立ち上る硫黄のにおいが感じられ、まさに“生きている大地”の力を体感できます。
黄色く染まった岩や、湯気に包まれた幻想的な風景は圧巻で、写真映えスポットとしても人気です。
蒸気が噴き出しているエリアまで歩いて近づくことができますが、足場は舗装されておらず、岩がゴツゴツしているためベビーカーでは難しいです。
また、硫黄のにおいもかなり強烈なので、小さなお子さん連れの場合は無理せず、手前から景色を眺める程度が安心かもしれません。

硫黄山の近くには「硫黄山MOKUMOKUベース」という施設があり、観光の合間に休憩するのにぴったりでした。
硫黄山MOKUMOKUベースとは?
「硫黄山MOKUMOKUベース」は、川湯温泉エリアにある硫黄山の麓に位置する観光案内と休憩の複合施設です。2022年にリニューアルオープンされ、道東観光の立ち寄りスポットとして注目を集めています。
カフェで一服しながら硫黄山をゆっくり眺めることができて、良い休憩時間になりました。観光の合間にほっとひと息つける、ありがたいスポットです。
屈斜路プリンスホテルで一泊
その後、本日の宿である屈斜路プリンスホテルへ向かいました。
客室からは屈斜路湖を一望でき、景観がとても良好でした。
屈斜路湖やホテル周辺には立ち寄りたいスポットも多くありますが、この日は移動の疲れもあり、無理をせず温泉に入ってゆっくり過ごすことにしました。旅のはじまりとして、静かな湖畔でのんびり過ごせたのは良いリセットになったように思います。
ゆっくり就寝したのも束の間、子どもの夜泣きで目が覚めた早朝3時半。眠気まじりにふと窓の外を眺めると、湖面に朝焼けが映るとても美しい光景が広がっていました。普段は大変に感じる夜泣きですが、この日は思いがけず貴重な景色に出会うことができました。

1日目は以上になります。移動やトラブルもありましたが、道東の自然に触れる良いスタートとなりました。次回は2日目の様子をお届けします。
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